トリミングプレス(樹脂のカット)について

トリミングプレス(樹脂のカット)について解説します。ここではトリミングプレスの主な加工方法である3Dプレス加工とはどのような技術であるかをご案内するとともに3Dプレス加工を用いたカット方法をご紹介します。

トリミングプレス(3Dプレス加工)とは

トリミング加工方法である3Dプレス加工とはどのような技術であるかを解説します。3Dプレス加工とは、従来の2次元的なプレス加工(トムソン型、ピナクル型など)ではカット(トリミング)が難しかった、立ち面や複雑な3次元曲面などをトリミングする加工技術です。

トリミングプレス(3Dプレス加工)を用いたカット方法

トリミングプレス(3Dプレス加工)について解説します。活用される製品(部品)として、樹脂シートを立体に成形した製品などに良く活用されます。

※アミューズメント機器の装飾パーツや自動車の内装パーツ、販売促進製品(商品ポップなど)

製品へ活用方法

PET、PC、ABS、PS、PPなどの樹脂シートを熱を用いた真空成形(圧空成形)によって、立体の成形品を作製します。立体成形品にした際、必ず不要部分が発生します。弊社ではその不要部分を少ない工程で精度良く綺麗にトリミング加工する金型を自社で設計、製作しています。多くの製品は1工程でトリミングが可能です。複雑な形状の場合には、2~3工程かかるものもあります。2次元的なトリミング方法でも、加工が可能なものはありますが2次元的な加工には難点が多くあります。

  • 消耗品が多い(当て板、当て治具など)
  • 精度面で繰り返しでの再現性が難しい点
  • 大きさが大きいもの、形状の高いものが出来ない

トリミングプレス(3Dプレス加工)の特長、メリット

トリミングの工程が少ないため、加工時間が早い点です。トリミング加工時間を短縮出来るため、1日の加工数が多く生産できるのもメリットです。さらに3Dプレス加工は高低差のある形状や3次元曲面へのトリミングが可能となります。ほかにも、3Dプレス加工は金型でのトリミングのため、高精度かつリピート生産時の再現性や金型の耐久性が高いのもメリットです。3Dプレス加工は細かい形状のトリミングも可能となるなど、様々な特長があります。

トリミングプレス(3Dプレス加工)のデメリット

デメリットとしては、しっかりした金型になるためトムソン型やピナクル型と比べ、初期費用がかかります。しかし、一度作製してしまえば、繰り返しの精度面、型の耐久性などは丈夫ですので、長く安定的に使用出来ます。弊社では、社内一貫での金型の設計・作製を行い、3Dプレス加工でアミューズメント機器のパーツや車載関係の内装部品、医療機器の外装筐体パーツ、弱電関係の絶縁パーツなど、幅広いお客様にご提供させて頂いております。弊社ではトリミング加工の請負も行っており、弊社保有のプレス機でのトリミング加工、加工後の検査、梱包、出荷にも対応致します。さらにシート成形品にお困りの会社様には、シート成形からの対応もしておりますので、お気軽にお申し付けください。

トリミングプレス(3Dプレス)は染谷精機にお任せください

トリミングプレス(3Dプレス)は染谷精機にお任せください。弊社は金属以外にも樹脂シートの外形をトリミングするプレス金型の製造も行っています。金型の製造はもとより、トリミング加工および外観検査まで請け負うことも可能です。弊社は前述のとおり、金型から成形品まで自社対応ができるため、トライや検証、生産、調整のすべてに対応できるのが強みです。

お取引先は幅広く、これまで主に、車載内装関係、アミューズメント関係などで豊富な実績があります。設備も充実しており、45t~200tまでのプレス機や画像認識でのパンチ穴機械などを含む各種設備を保有しています。弊社の機械加工技術は幅広く、せん断加工や曲げ加工、パンチプレス加工、レーザ切断に加え、確かな熱処理、表面処理、工程設計などで豊富なノウハウがあります。弱電関係、建築関係、車載関係、販促品関係などジャンルを問わず対応いたします。ご連絡お待ちしています。

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